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『地下室のメロディー』
フランス映画のの名作をDVDで観ました。
1963年ですから僕の生まれる前の映画です。
ジャン・ギャバンとアラン・ドロン競演です。
ポール・ニューマンとトム・クルーズのようなと取り合わせでしょうか?
この例ももう古いかな?
シブい男とカッコいい若手俳優の組み合わせですね。

星は☆☆☆☆です。

話は出所してきたばかりの初老の男が、最後の大仕事としてカジノで強盗を計画します。
そのために二人の男を誘って、コート・ダジュールに乗り込んで行くという話です。

やっぱり良く出来てます。
現代映画につながる撮り方やストーリー展開のアイディア。
後に続くストーリーに現実感を持たせるための伏線の張り方。
そしてなにより俳優がうまい。

演技に関していうと、最近はやたらと複雑なキャラクターが主役になる映画が増えています。
作品に深みを持たせるために、複雑な人間性を描き出すタイプの映画ですね。
現代社会には単純な人が少ないから、その方がリアリティがあるのかもしれませんが主人公が小さくまとまってしまう事の方が多いような気がします。
その点、この映画のジャン・ギャバンのようなスケールは感じられません。

最初の頃のシーンで出所してきたばかりの奥さんに
「今あるお金でコート・ダジュールにホテルを買って経営しましょう。」
と持ちかけられますが
「そんな金でどんな安ホテルを買うつもりだ。」
とけんもほろろに断り
その金を元手にもっと大きな強盗を計画します。
言ってることはメチャクチャなのですが、奥さんはそれ以上ナニも言わず、見ている方もジャン・ギャバンの演技に納得したような気にさせられてしまいます。
ジャン・ギャバンが演じるフランシスにそれだけのスケールを感じてしまうんです。
思い切りの言い単純さがそれを支えているのは間違いありません。

思えば、昔の映画はこういう作りが多かったようにおもいます。
前半部分でちょっと無理をしてもキャラ設定をしっかりやって、後半につないで行くようなやり方ですね。
リアリティには欠けるかもしれませんが、それを演技や伏線で補いながら話を進めていくんです。
現代的には難しいのかもしれませんが、こういう作りの映画は非現実と現実の狭間で遊ばせてくれます。
最近はCGがその代わりをやっているのでしょう。

そうした造りをしているこの映画のさらに良いところはあと二つ。
映画を通して流れる音楽の良さとラストのウィットに富んだ結末ですね。
ルパン三世を見ているような気分になりました。

ああ、ルパンがこういう映画の影響を受けているんですね。

モノクロで少し見にくいシーンもありますが一度レンタルしてみて下さい。
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[2010/01/14 19:14] | 映画 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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