FC2ブログ
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[--/--/-- --:--] | スポンサー広告 | page top
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ
あるお客様にお借りしたDVDで久しぶりに観ました。
15年以上前に観たはずなのですが、何も憶えていませんでした。
しかも、観はじめて終ると2時間くらいが経っていました。
たしか、3時間以上あるはずの映画だったと思うけど、と思ってもう一度DVDのケースを見るとなんとそこにディスク1が残っていました。
ホントにアホですね。

次の日、ディスク1を観て、変則鑑賞終了です。
229分ありました。
3時間49分ですね。
これは完全版というもので、アメリカ公開版は144分だったそうです。
これは映画配給会社が勝手にシーンをカットして、しかも現代と過去の話が交錯しながら進んでいくはずだった物を時系列順に並べてしまったそうです。
極めつけは音楽を担当したエンリコ・モリコーネの音楽をカットしてしまったそうです。
全ては一般の観客に受け入れられやすくするためだだったようですが、これが裏目に出た代表作ですね。
その後、監督のセルジオ・レオーネが再編集して、アメリカで再公開したことでギャング映画不朽の名作として再評価されました。

ギャング映画といっても珍しくユダヤ系のギャングです。
少年の頃の愚連隊からなりあがっていく様はギャング映画の王道ですが、少し普通のギャング映画と違うのは一流のサスペンスに仕立ててあるところでしょうか。

遅くなりましたが星は☆☆☆☆+です。
昔、見たときよりも感動しました。
前に見たときの記憶がなかったくらいですから、いい映画だと思わなかったんでしょう。
もしかしたら、切り刻まれた初回公開版を観たのかもしれません。

セルジオ・レオーネ監督はなんと言っても「荒野の用心棒」で有名になりました。
当時、イタリア陣である監督は英語が話せず、主演のクリント・イーストウッドに身振り手振りで演技指導したそうです。
もちろんこの映画は黒澤明の「用心棒」のパクリだったのですが、原案をパクったとしてもその映像には独自の力があったのでヒットしたわけです。
しかも、マカロニウエスタンという新ジャンルを開拓する突破口になったわけですから、大したものです。
ちなみにセルジオ・レオーネは黒澤明サイドから著作権侵害で訴えられ、世界の興行収入の15%を支払うことになったそうです。

この映画以来、彼の映画はセリフを多用せずに間を生かしたものがほとんどです。
クリント・イーストウッド自身、寡黙さが俳優にとって大きな武器となると語っています。
そんな彼が撮る映画が日本人の心にグッとくる事は当然のことといえるかもしれません。
セットや衣装に対するこだわりも、完璧主義の黒澤明によく似ています。

この映画のシーンのいくつかは一度観ただけでは意味がよく理解できないものもあります。
その意図を観客は自分の想像力を生かして、考えなければなりません。
これはまさに俳句の鑑賞と同じ作業です。

映画の内容は、是非観て頂きたいので掘り下げはしませんが、ゴッド・ファーザーを超える名作であると思います。
中年のおっさんの心にはグッとくるものがありますね。
スポンサーサイト
[2009/09/11 19:09] | 映画 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
<<ひやおろし | ホーム | 残念なことになったお酒>>
コメント
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバック URL
http://masaraper.blog111.fc2.com/tb.php/403-5ddd2479
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。