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燗ですが…
冷酒という文化が生まれるまで日本酒は燗をつけて飲んでいました。
ですから、常温は「冷や」と呼ばれていて、それが好きな人はアル中か近アル中扱いされていました。
お酒は贅沢品だったこともあるでしょうし、今のように毎晩晩酌をするだけの経済的余裕が家計に無いでしょうから、浪費家の放蕩者という意味だったのでしょうね。

冷酒は冷蔵庫が普及してから生まれた飲酒文化ですね。
当たり前ですが…
現在のカクテルも製氷機(業務用)が普及してから大きく羽ばたいています。
冷たいカクテルは当然そうなりますね。
最初の頃、氷は高級品だったでしょうからカクテルも高かったことでしょう。

脱線しましたが、現代では燗をつけるというとオジサン扱いです。
僕もそうでしたが、現代の人はとにかく冷たい飲み物を好みます。
熱いものを飲む機会があまり無いですからね。
温かい食事と冷たい飲み物の組み合わせを好みます。

そんな中で燗をつける飲酒文化が主流だった方々、いわゆる団塊の世代以上の方々は消費という観点の主力ではなくなってきました。
燗をつけて飲む人々がオジサンからおじいちゃんになっているということですね。
ここで、僕の予想なのですが、近い将来、燗をつける文化に「三丁目の夕日現象」が起こると思います。
今も密かに胎動しているのかもしれません。
燗酒が主流になることはもう無いと思いますが、今よりは一般的になるのではないかと思います。

だって燗酒はホッするんです。
温度が高くなるので、甘みの感じ方は冷酒に比べると強くなります。
このダラッとした感じがなんとも言えません。

現代人はこういう安心感に餓えていると思います。
逆に言うと常になにがしかの不安にさらされているんです。
不安にした方がよく働きますからね。
それも方向性もよく見極めずに走り出します。
とりあえず、できることをしようとして走り出すんです。
そんな現代人の心の隅に燗酒のほのぼの感は入り込みます。
この一杯を味わうだけの間はいろいろなことを忘れ、のんびりしようと思えるのです。

このほのぼの感は燗酒をオヤジに無理やり飲まされた経験の無い年齢層の心をとらえるでしょう。
仮に一大ブームが起こるかどうかは、焼酎の伊佐美、森伊蔵や日本酒の十四代、越の寒梅、ワインのロマネコンティのような誰もが知っているブランドが燗酒に生まれるかどうかだと思います。
手に入りにくい超有名ブランドとそこそこの価格で品質の高い商品が両方存在することでブームが加速しますから。
ただ燗酒の場合は美味しく飲むために工夫が必要です。
現在、燗酒が好きな人が飲む温度より、少し低めの温度が現在燗酒を飲んでいない人に受け入れられやすいのではないかと思います。
それと酒器にもう少し工夫が必要ですね。
徳利と猪口というスタイルとは違う飲み方を提案するべきでしょう。
何の世界でもそうですが、現代は小ロットが好まれます。
冷めにくいグラスで燗酒を提供する方が受け入れられ易い気がします。
その時、三丁目の夕日は輝くでしょう。
ああ、夕日は沈むものだった。

また、ダラダラ書いてしまって長くなりました。
燗酒の味の特徴を書こうと思ったのですが、また今度にします。




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[2009/03/31 17:43] | 日本酒 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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