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『幸福』
1965年製作の映画です。
お客様にDVDをお借りして観ました。
79分しかありませんでした。

ストーリーはビックリするくらい単純です。
幸せな夫婦がいて、旦那さんに愛人が出来、告白すると奥さんが謎の死を遂げ、愛人とうまくやっていく。
こんなところです。
しかも、ドロドロしたところもなければ、スリリングなところもありません。
シンプルさにビックリします。

ということで星は☆☆☆☆
意外と高評価をしました。
高評価の最大のポイントは映像です。
とにかく美しい。
色彩感覚がすばらしいです。
そこにモーツァルトがBGMで入ってきます。
全ての映像が一つの哲学の元に作られているように感じます。
そして、登場する2人の女性が美しい。
40年前の女性には見えません。
今でも口説きたくなるような女性で、古さが微塵もありません。
女性も映像も美しいものはどの時代でも美しいことを実感させてくれます。

監督は女性ですが、男の身勝手さを描きつつもアッサリと映し出すだけで、後は自分で考えて!!といった感じですね。
田嶋陽子先生とはアプローチがだいぶ違います。

奥さんが死んだ理由もわかりません。
他殺なのか自殺なのかも事故なのかもわかりません。
ただ、水死しました。
この映画にとってはこれでいいのだと思います。
なぜ死んだかということはどうでもいいんです。
監督には…
きっと。

この監督の一貫した映画作りに高評価をしました。
最近の映画はストーリーに必要ないのに、主演女優の色気シーンをいれたり、無理矢理恋愛を話しに織り交ぜたり、アクションには必ずカーチェイスで車が飛び交ったり…
そういうお約束シーンだらけです。
なぜ、バイオハザードにミラ・ジョボビッチのヌードシーンがいるんでしょうか?
レッド・クリフはなぜ一人の女性のための戦争とか宣伝しているんでしょうか?
イーグル・アイにカーチェイスは必要だったんでしょうか?

無駄をそぎ落とし、監督の意図で映画を題名からエンドロールまで満たす。
映画が芸術品であることを再確認させてくれた映画だと思います。

最後に、フランス映画のまったりした展開がきらいな人は絶対に観ないで下さい。
そういう人向きの映画ではありません。
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[2008/10/27 19:17] | 映画 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top
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